南アルプス深南部 丸盆岳〜黒法師岳〜バラ谷の頭

ホームへ戻る

(祐嶋繁一)

この夏は、白山、八ヶ岳、金峰山など、にぎやかな山ばかり行っていたが、久しぶりにホームグラウンド・深南部を訪れた。   

9月6日(土)曇のち晴のち曇のち晴
水窪の戸中山林道中小屋ゲート5:55→7:35林道・黒法師岳登山口→10:15等高尾根10:30→11:45かもしか平→11:10丸盆岳11:35→12:10等高尾根→12:50黒法師岳(2067m)13:10→13:55黒バラ14:::平水場115→14:35バラ谷の頭(テント泊)
9月7日(日)晴
バラ谷の頭7:35→8:15 1682mコブ 8:20→9:35林道→10:45中小屋ゲート

かもしか平を歩き丸盆岳へ
かもしか平から黒法師とバラ谷の頭を
かもしか平にて
黒法師直下のガレ

土曜日は一時的に曇るがその日のうちに回復するとの天気予報で、「これはいいものが見られそうだ」という予感から、金曜日の夕方、急きょ登ることに決めた。テントはかねてからの思いで、バラ谷の頭のてっぺんだ。

1時間40分の林道歩きから登山道になり、やがて、深南部屈指の急登になる。特に前半にある標高差300mの急坂がここの名物である。林道登山口から主稜線までの“等高尾根”と呼ばれる稜線の標高差は約900mである。

霧の黒バラ平
黒法師は×印の三角点
丸盆岳と鎌崩、遠方は光岳(左)上河内(中央)など
富士が暮れていく

あえぎながら主稜線に出ると、黒法師岳が右にどすんと構えている。ここからは空身で丸盆岳のピストンだ。15分位でかもしか平に着くが、ここはいつ来ても心なごむ笹原の別天地だ。快適な歩きで丸盆岳のピークがぐんぐん近づいてくる。

丸盆岳から戻り、黒法師岳のガレ付近に来ると天候は急変し、あっという間にガスに覆われて強風の中の登りになった。黒法師岳には一等三角点があるが、印はなぜか、+ではなく×だ。ガスと強風の中、黒バラ平を経てバラ谷の頭に向かう。水場から150m登れば山頂だから、水を4リットルも汲んだ。

丸盆岳と鎌崩が染まる
黒バラ平と黒法師に夕陽が射し込む
暮れゆく山頂
西の空

バラ谷の頭に着いたら、天候は一気に回復してきた。変わった雲や夕陽に染まる黒法師岳、そして夕焼け雲、そして深南部の山並みを見て楽しんだ。強風は夜になっても収まらず、なかなか眠れなかったが、12時頃には静かになりようやく熟睡できた。翌朝は、快晴の静かな朝を迎えた。

展望が広がる山頂を去り、バラ谷の頭の西尾根を下った。一歩は入ればうっそうとした原生林である。1682mコブからは登山ルートを離れて北に伸びる支稜を下った。このルートは昨年12月に伊藤君(山岳会)たちと登った尾根で、その記憶をたどりながら、林道の4.5km地点に下りた。
祐嶋

雲海に浮かぶ夜明けの富士
バラ谷の頭からの下りにて