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南アルプス深南部・鶏冠山西尾根〜鶏冠山〜笹の平〜池口岳

(祐嶋繁一)

GWの終盤、友人と2人で、池口集落から鶏冠山西尾根(犬切尾根とも呼ばれている)をたどり、鶏冠山から笹の平で一泊、池口岳から池口西尾根をく下るという、一周コースを歩いた。

4日(快晴)
池口橋手前の広場6:10→池原→7:35スツボ峠1175m→8:251441m三角点8:35→9:25三角点1536m9:35→10:20ガレ10:35→12:50鶏冠山北峰13:00→13:40鶏冠山南峰13:50→14:15鶏冠山北峰14:50→15:20笹の平(泊)

犬切尾根のなだらかなカラマツ林

池口橋手前から1441m三角点までヤブこぎ覚悟で直登するという気持ちで臨んだが、「近くの旧林道からたどった方が楽」との現地情報であっさりと方向転換。池原という平らな植林帯を通り、スツボ峠という犬切尾根コルに出て、ここからひと登りで1441m三角点に到着した。
犬切尾根は、ここからしばらくの間は、わずかしか高度を上げない。北側の植林防護ネットが切れると、北にカラマツ林、南にはブナ林で広くなだらかな尾根が続く。

犬切尾根の登り

1600mのガレからは、梶谷川の落差20m以上はある滝が見える。ここから犬切尾根はぐんぐん登る。1750mのわずかな樹林切れで鶏冠岩と鶏冠山が姿を見せた。
鶏冠山北峰2204mから鶏冠岩経由で南峰2248mにピストン。鶏冠岩は梶谷側に垂直に落ちていて緊張する。南峰への最後の登りは、夏ならお花畑の急な草付だ。
鶏冠山北峰から笹の平への下りは、だだっ広い斜面を適当にルートをとっていった。笹の平は池口岳と鶏冠山にはさまれた広い笹原で、展望もよく、柴沢源流の水場も近い格好のテント場だ。あちこちで鹿の鳴き声が聞こえた。

愛嬌のある標識

鶏冠から笹の平の半分が見える

鶏冠岩のナイフリッジ

鶏冠南峰を鶏冠岩に下る

5日(快晴)
笹の平7:00→水場標識→8:30池口岳南峰→9:20池口岳北峰9:35→ルート間違い30分→10:25加加森山との分岐10:35→11:30ザラナギ平11:45→11:50利剣沢の頭→12:40黒薙12:55→13:40面切平→13:45山の神13:50→14:00徳造平→14:15登山口→14:35地元の人と談話14:55→15:30池口橋の広場

笹の平の朝

笹の平の朝・鶏冠山

笹の平の朝・背景は池口岳

笹の平からダルマ崩と信濃俣

笹の平から池口に向かう斜面途中にも水場標識がある。池口岳南峰への登りは急登で、残雪は1.5mくらいあった。南峰のすぐ下で岩塊を巻くと、大展望となる。北は、池口岳北峰が荒々しいガレを見せて雄々しい。大きな加加森山の向こうには聖、兎、大沢、赤石がドカドカと並ぶ。仙丈は遠いが、間に高い山をはさまずストレートに対峙している。南方面は、黒法師岳の山々が望め、水窪の観音山まで見える。深い残雪を踏み、強い陽射しを浴びながら南峰2376mに到着した。

池口南峰から北峰に向かう

池口北峰下の草付から。加加森山と塩見、大沢、兔、聖

南・北峰の中間のコブは、東側の斜面をトラバースするが、時々、池口側の凄惨なガレを覗き込む。その視線の先には、一夜を明かした笹の平が輝いていた。
池口岳北峰2392mからはその西尾根を延々と下る。じきに加加森山との分岐に着くはずだが、雪斜面を下ったせいか気がつかず、30分位のアルバイトを食ってしまった。
テントが張れるザラナギ平、利剣沢の頭、大きなガレの黒薙と歩くが、この間、嫌な登り返しが4、5回あって体力が消耗する。黒薙からはどんどん高度を落とし、池口集落から延びる林道にある登山口に着いた。

池口直下から仙丈

池口西尾根から聖、上河内